2025/04/26
Illustratorで手書き風デザインを作るには?ブラシツール活用法
手描きのような温かみのあるデザインって、やっぱり目を引きますよね。
でも、「パソコンでどうやって手描き風にするの?」と思う方も多いはず。実はIllustratorには「ブラシツール」という機能があり、これを使えば誰でも手描き風のデザインを簡単に作ることができます。
1. ブラシツールってなに?
Illustratorの「ブラシツール」は、筆やペンのような線を引くことができるツールです。
線に表情をつけたり、まるで手描きのような質感を出すのにぴったり!
ブラシツールのショートカットキー:B
2. ブラシの種類を理解しよう
Illustratorにはいくつかのブラシの種類があります。それぞれ特徴があるので、用途に合わせて使い分けましょう。
ブラシの種類 特徴
カリグラフィブラシ 書道の筆のような表現。角度や圧力で線に変化を出せる。
散布ブラシ 小さなパーツを一定間隔で散らして描ける(例:葉っぱ、星など)。
アートブラシ 一つのアートを引き伸ばして線として使う。リボンや装飾に◎。
パターンブラシ パターンを繰り返して線に適用。飾り罫などに。
毛筆・水彩ブラシ(※ライブラリにある) 手描き風にピッタリ!ザラザラした質感を出せる。
3. ブラシツールの基本の使い方
ステップ①:ツールの選択
左のツールバーから「ブラシツール(B)」を選択します。
ステップ②:線を描く
アートボード上で、ペンタブやマウスを使って線を描くだけ!
ステップ③:ブラシを変更する
描いた線を選択 → 右側の「ブラシパネル」から好きなブラシを選ぶだけで、線が変わります。
4. 手書き風にするためのおすすめブラシ
手書き風におすすめのライブラリ:
ウィンドウ > ブラシライブラリ > 芸術 > アート_インク
→ 水彩やインク風のにじみのあるブラシが多数!
ウィンドウ > ブラシライブラリ > 芸術 > カリグラフィ
→ サインペン・筆ペン風の線が描けます。
Creative Cloudから追加のブラシをダウンロード
→ Adobe StockやBehanceで「手書きブラシ」で検索!
5. オリジナルブラシを作ってみよう!
ちょっと上級者向けですが、自分だけのブラシを作るのも楽しいですよ。
ステップ:
シェイプやイラストを作成
選択した状態で「ブラシパネル」右上のメニュー > 「新規ブラシ」
種類を選んで調整(アートブラシ or パターンブラシなど)
名前をつけて保存!
手描きで描いたイラストを取り込んで、ブラシにするのもOK。
6. 手書き風をさらに引き立てる小ワザ
線幅ツール(Shift + W)で線の強弱をつける
→ より自然な筆跡に見えます。
不透明度を下げて水彩風に
ラフ効果(効果 > パスの変形 > ラフ)を使ってガタガタ感を出す
Illustratorのブラシツールを使えば、ペンタブがなくても味のある手描き風デザインが簡単に作れます。
初心者のうちは「既存のブラシを試してみる」「いろんな太さや色を使ってみる」だけでも充分楽しいですよ。ぜひ自分だけのブラシを作ってみてください。
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